■かわいいサルヴォ!?
事件を追う・・・これはミステリードラマですので、当然の事ですが、
捜査になると私生活はそっちのけで猪突猛進になるサルヴォ。
恋人はいるにはいるがどうしても後回し。
ドラマの最初に登場する恋人メリー、そして永年の恋人になるリヴィア。
この2人の恋人との別れと出会いを通して
サルヴォも少しづつ学んでいくのでしょうか。
この其々の恋人と接するサルヴォの表情がとてもキュートで素敵です。
最初の恋人メリーとも甘い雰囲気が漂っていますが、
メリーにはどこかよそよそしく、一線を引いてしまっています。
それは恐らくメリーがサルヴォをコントロールしたがっている様子や、
メリーの家族に引き込もうとしている(結婚を前提に)事や、
仕事と自身の生立ちから家庭や結婚に対して臆病になっているサルヴォは
距離を取ってしまうのでしょう。結局別れてしまいますが・・・
そしてリヴィアとの出会い。
お互いにほぼ一目惚れと言っていい出会いでしたが、
サルヴォはどことなく慎重、なかなかリヴィアに対して積極的にアプローチできません。
そんなサルヴォに対してリヴィアは積極的にサルヴォに接してきます。
サルヴォは気になるリヴィアにおされ気味で嬉しい反面、
メリーとの件で恋愛に対して更に臆病になっていたのでしょう。
事件をキッカケに出会い、そしてその事件の解決によって2人は結ばれますが、
サルヴォを理解し自由にさせてくれ、そして良き相談相手となるリヴィアを
かけがえのない存在と思ってゆく過程も描かれています。
最終回ではリヴィアに振られたのでは・・・と、絶望の淵へ追いやられ、
「またダメにしてしまったか・・・」という思いから、
なりふり構わない公私混同も甚だしい行動をとってしまいますが、
そこは若さ故と…(と言っても劇中では30代前半ですが)
相手役のサラ・フェルバーバウムとの相性もとてもいいと思います。
■贔屓目です、はい。
「ヤング・モンタルバーノ」を見ていていつも思うのですが、
ミケーレのいいところが凝縮されている映像の宝庫だと思います。
「モンタルバーノ」の大看板を掲げての初の主役ドラマ。
ご本人も相当のプレッシャーであったと言っています。
そういう重責があるからこそ、いい表情・演技をしているのでしょうか。
ファンの贔屓目?
それゆえの妄言が今回は少々多いかと・・・。
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メリーと一応婚約はするものの、距離を置くサルヴォ |
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リヴィアに惹かれるが積極的になれない |
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孤独なサルヴォに寄り添う
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心安らぐとき
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リヴィアは甘え上手でもある
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遠距離な2人ですから一旦のお別れは切ない
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