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新作映画Falchiの撮影開始

4月に入りミケーレは新作の出演映画Falchiの撮影に入ったようです。
トニー・ダンジェロ監督のノワール作品となりそうです。
ミケーレは刑事役ですがかなり荒っぽく無鉄砲な刑事を演じるのでしょうか。
ヤング・モンタルバーノのサルヴォとは全く異なるタイプの警察官。
サルヴォもある意味型破りではありますが、あちらは指揮官であり監督者
今度の刑事はかなりキケンな香りのする警察官ではないでしょうか。
共演はフォルトゥナート・チェルリーノFortunato Cerlino。

撮影状況もわりと頻繁にアップされていますので完成がとても楽しみです。
撮影のバックステージ映像も公開されています⇒askanews.it Falchi backstage

SENZA LASCIARE TRACCIA、バーリ国際映画祭で上映

Gianclaudio Cappai監督、ミケーレ新作主演映画のSENZA LASCIARE TRACCIAは
一般劇場公開の前に、4月2日~9日迄プーリア州の州都バーリで
開催されるバーリ国際映画祭で上映されるようです。
コンペ部門のNuove Proposte Cinema Italianoでエントリーされています。
新しい提案、とでも訳せばいいのでしょうか。
監督のGianclaudio Cappaiも30代後半で長編映画は2本目のようですので、
新しい視点で描く映像作家として期待されているのでしょうか。
SENZA LASCIARE TRACCIAがますます見たくなります。

関連:
バーリ国際映画祭2016(Bif&st-Bari International Film Festival)
バーリ国際映画祭2016(Nuove Proposte Cinema Italiano)



















エットーラ・スコラ追悼企画としての上映が、
今年開催される映画祭で実施されますね。

SENZA LASCIARE TRACCIA 4月劇場公開!

ミケーレ主演の映画SENZA LASCIARE TRACCIAが
来月4月14日からイタリア国内で公開されるようです。
制作が2014年ですので、公開までに時間がかりましたが、
劇場公開されれば、わたしも何とか見られる機会が得られるのではないかと、
勝手に期待してしまいます。

ポスターや予告編なども徐々にアップされてきています。
今後のプロモーションも少し期待したいところです。
関連Web&記事:
hirafilm.com
Facebook:Senza Lasciare Traccia
filmtv.it
fasi-italia.it
lanuovasardegna.gelocal.it(Gianclaudio Cappai監督インタビュー記事)


SENZA LASCIARE TRACCIAいよいよ公開!!

SENZA LASCIARE TRACCIA、2014年に撮影完了して
2015年に一旦予告編が公開されたのですが、
ある日突然と消えてしまい、とても心配(笑)していたのですが、
イタリアは4月公開に向けて始動開始したようです!
この作品はとても見たかったのでとても楽しみにしているのですが、
果たして日本で鑑賞できる機会があるのでしょうか・・・。
とはいえ、公開になったので喜ばしいことではあります。

映画の制作会社のHPでも画像や予告編が更新されています。
画像、情報はhirafilm.com


予告編:1分50秒編と30秒編

TRAILER SLT - Hirafilm 2016 from hirafilm on Vimeo.
TEASER SLT 30'' - Hirafilm 2016 from hirafilm on Vimeo.

次回作、4月から撮影開始?!

ミケーレは次回作としてToni D'Angelo監督作品に出演するようです。
映画のタイトルはFALCHIでいいのでしょうか
ナポリが舞台で警察官たちの物語のようです。
血気盛んな警官達の物語のようですので、アクションシーンもありそうですし、
香港映画ファンと話しているようですので、
香港ノワールに影響された映画になるのか作風が楽しみです。
撮影は4月から開始されるようです。

Toni D'Angelo監督の過去の作品は未見ですので、
どのような映画になるのかとても楽しみです。
因みに監督もミケーレと同じ1979年生まれのようです。

撮影状況など詳細がわかればまたアップしたいと思います。

参考記事:Napoli Repubblica.it
Toni D'Angelo監督HP

新作映画La ragazza del mondo

ミケーレとサラ・セッラヨッコ共演によるLa ragazza del mondoの
撮影は昨年12月中旬に終了した様子です。
監督のマルコ・ダニエリはこの作品が長編デビュー作とのこと。
異なる世界の男女二人が出逢い困難な状況になってゆく・・・
一体どような映像を見せてくれるのか、仕上がりが大変楽しみです。

監督のHPやFBに少しずつ画像が露出しはじめています。
公開は春頃なのでしょうか。
今後情報がでてくるのが楽しみです。

ミケーレが出演している日本語字幕付きの映画が数本のみ、
しかも日本語版として発売されているDVD等は恐らく2本。
『眠れる美女』『妹の誘惑』だけだと思います。
この作品が日本の劇場で公開されると大変嬉しいですけれど・・・。


画像全て:Marco Danieli(マルコ・ダニエリ監督HP)




新作映画La ragazza del mondo撮影中!

ミケーレ出演の映画La ragazza del mondoは11月13日からローマで撮影開始したようです。
約6週間の撮影で、ローマとローマ近郊のジェンツァーノとヴィテルボでも撮影予定とか。
6週間の撮影予定となると、12月末にはクランクアップで、公開は4-5月くらいでしょうか。

マルコ・ダニエリ監督にとっては初の長編映画とのこと。
短編映画での評価を受けて・・・と言う事なのかも知れませんね。
共演のサラ・セッラヨッコは今年のイタリア映画祭2015で上映された
ランベルト・サンフェリーチェ監督のデビュー作品『スイミング・プールの少女』に
主演していた注目されている若手の女優です。

La ragazza del mondoは境遇(背景)の異なる男女の愛の物語とか。
フランスの制作会社も加わっているので、フランスでの公開もしくはカンヌへ
持っていく作品にするのかは?ですが、監督・共演者には期待が
できそうです。

画像:Sara Serraiocco(サラ・セッラヨッコ)公式Facebookより
La ragazza del mondo参考記事:it.notizie.yahoo.com

ミケーレ新作映画撮影開始!

Il Giovane Montalbanoのシーズン2がイタリアで放送され、
毎週毎週楽しみにとあるネットでシーズン2を視聴していたので、
すっかりブログが遠のいてしまっていました。
シーズン2のミケーレは、シーズン1の若さだけで突っ走っていた尖った感じが
少し丸くなり、人間的な幅も多少加わりミケーレなりの素敵なサルヴォ像を
演じていたのではないでしょうか、とファンの贔屓目でしょうか・・・。

そんなシーズン2に向けてミケーレも様々な番組宣伝に出演していたので、
そちらもアップしようと思いながらも、出演数のけっこうな数と、
それらを視聴していた時間があまりに長かったので何となく機を逸してしまいました(笑)
落着きましたら少しづつアップしていきたいと思います。

で、そうこうしているうちにミケーレの新作映画が11月12日からローマで撮影開始!
Marco Danieli監督によるラブストーリーのようですが、異なる背景の2人が恋に落ちる
複雑なラブストーリーらしいですが大変内容が気になります。
共演はSara Serraiocco、残念ながら私はまだ彼女の出演作品を見たことがないので、
どのような女優なのか分からないのですが、画像とプロフィールを見ると20代中盤で、
大人と少女の中間の表情を併せ持つ女優のようですね。
ミケーレとどのような愛の物語を見せてくれるのか、大変楽しみです。
タイトルはLa ragazza del mondoのようです。
撮影が進行するにつれ、少しでも情報が出てくれればいいですけれど・・・。

監督のHPで過去作品や画像も少し見ることができます。

Senza lasciare tracciaの予告編公開!

先日お伝えしたGianclaudio Cappai監督の新作Senza lasciare tracciaが
やっと(と言うべきなのでしょうか)予告編の公開となりました。
これは気になってきた作品なのでいよいよ公開に向けて動き出したようです。
※予告編は現在非公開になっています。

登場人物達それぞれが抱える心情を映し出しているような閉鎖的で、
荒涼とした風景がとても印象的な映像です。

日本でも公開してくれることを願っています。

この映画で共演しているElena Radonicichとは今年3月にRai TVで放送された
ドラマPietro Mennea - La freccia del Sudでは夫婦役で共演しています。
(当ブログで幾つか投稿しています。よろしければこちらも参照ください)

現在は非公開になっています。
公開に絡み何か制限があるのでしょうか・・・
いずれにしても早くこの映画を見ることができますように、と願っています。

TRAILER SLT_ita from hirafilm on Vimeo.

※HIRAFILM

新作映画SENZA LASCIARE TRACCIA

ミケーレはGianclaudio Cappai監督の新作Senza lasciare tracciaに主演。
2014年初頭には制作完了、画像などの公開もされていたのですが、
この映画公開日が未定のままなので大変気になっていました。
久しぶりに監督の制作会社でもあるHIRAFILMのHPを久しぶりに覗くと、
配給の会社Pantera Filmと契約を結んだようですね。

配給会社が決まったとはいえ、予告編などがまだ見られないので、
どういった形で観られるのかが気がかりですが、
ここまで待ったのですか更に気長に待つとしましょう。

ミケーレ自身、今年は舞台EURIDICE E ORFEOにかかりっきりになりそうですので、
映画やドラマの新作は当分見られそうにないので、
Senza lasciare tracciaを見られるかもよ?というのは大変嬉しいニュースです。

※HIRAFILM
※Pantera Film
※制作直後のcinecittaの記事

coming soon、この表記かなり前からこの状態なのですが・・・一歩進んだと見ていいのでしょうね。
私の心情としてはcoming soooooooonです、はい。

Uomini & Donne Amori & Bugie

■Uomini & Donne Amori & Bugieあらすじ

若くして結婚したアンナとジョヴァンニ。
ビクター、ニーナ、ヴェロニカ、マルコ、フランチェスコと5人の子供に恵まれ、
3匹の犬と共にローマで暮らしている。
生活は決して苦しくはないが、アンナとジョヴァンニは喧嘩が絶えない。
アンナにしてみると、夫ジョヴァンニはあまりにも自己中心的で、
妻に対して優しさのかけらも見せない、アンナを認めない日々が続く。
ジョヴァンニはアンナのそんなイライラに不満が募り、
顔を合わせば喧嘩、喧嘩。子供たちと犬達はそんな両親の状態を見て育つ。
子供たちも思春期になり、一応家族として暮らしてはきたが・・・。

■ホームドラマ

時代設定は1963年から1969年までを中心として、
長女ニーナの回想ナレーションで綴られている家族の物語です。
父親のジョヴァンニがとにかく自己中心的で権威的な夫と父親で、
まぁ、昔はこんなものだったのかもしれないなぁ、と思いつつも
オルネラ・ムーティのアンナ、Paolo Giommarelli演じるジョヴァンニが
単調過ぎる設定で、いまひとつ入り込め無いのは否めないです。
93分という比較的短い時間にまとめてしまったのが、
平坦になりすぎて単調な設定になったのか、とも思ってしまいます。
監督&脚本はEleonora Giorgi、女性の監督で女優としても活躍されていたようです。
タイトルは男性&女性、愛する&嘘となるんでしょうか。

■ミケーレは・・・

アンナの長女ニーナの彼エマニュエル役で、映画の後半20分位登場。
2003年ですから24歳の時ですね。
Circo Bordeaux のメンバーとして演劇中心に活躍していた頃でしょうか。
TVドラマにも端役で出演し始めていたようですね。
この作品が映画出演2作目です。

Uomini & Donne Amori & Bugie
制作年:2003年
時間:93分
監督:Eleonora Giorgi
脚本:Eleonora Giorgi
出演:オルネラ・ムーティ、Paolo Giommarelli、Chiara Mastalli、Massimo Corvo、
    ミケーレ・リオンディーノ他

映画の予告編が見当たらないので、ミケーレの出演シーンを・・・
若い、細い!どことなく初々しい、見ているこちらが何故か照れます。


DIECI INVERNI インタビュー

「テン・ウィンターズ」DIECI INVERNIの公開に際しての単独インタビュー。
この「テン・ウィンターズ」はロシアとの合作映画、東京国際映画祭の為日本に初来日、
シューティングスター賞受賞等節目となる作品だったと思います。
この頃のミケーレは映画界では「新しい顔」として注目を浴び始め、
この作品以降、映画・ドラマへの出演が増えていきました。
この「テン・ウィンターズ」で今迄のイメージを壊し、役の幅が拡がったことは
間違いがないでしょうね。
このインタビューでは、劇中で演じたシルベストロと似ているところはある?
等の質問に答えています。(全く違うキャラクターだ、と答えているのは判明しました(笑)

個人的にミケーレが出演した作品のなかでは好きな方です。
不器用で素直になれない普通の青年を演じていますし、
冬のヴェネツィアが舞台ですが観光地ではない人々の暮らしが垣間見える街並みや
風景などが登場人物達の心情と重なり合い不思議な落ち着きをもたらします。

インタビュー

 Vinicio Caposselaさんによるプロモーションビデオ

Il giovane favolosoのDVDとブルーレイ発売!


■いよいよ発売!

4月2日にIl giovane favolosoのDVDとブルーレイがイタリアで発売されます。
早く見たくて仕方なかった、本当に待ちに待った作品の発売日です。

2014年の夏にミケーレのファンになった丁度その時から、
この映画の公開前プロモーションやヴェネツィア映画祭での一連イベントがあり、
数々の映像と画像を見ることができ、「ヤング・モンタルバーノ」の頃とは違う
魅力を放つ姿を見てしまったばかりに、このような“浸かる”日々の原因となった作品です。

■監督とエリオ・ジェルマーノ

マリオ・マルトーネ監督とは前作「われわれは信じていた」に引続き2度目の作品。
ミケーレも自著でも記述しているように「大好きな」マルトーネ監督と組む事になり
喜びも大きかったのではないでしょうか。
公開前のプロモーションや一連のイベントの際、非常に満ち足りた表情をしていて、
この作品へ関わった喜びがあったのではないでしょうか。

エリオ・ジェルマーノとも2008年Il passato è una terra stranieraで共演。
ミケーレの同世代俳優の中では断トツに評価が高く、
カリスマ性、確かな演技力等からイタリアでもとても人気の高い俳優のようです。
私もとても気になる俳優です。
ヴェネツィアの際の2人の雰囲気などから察するに公私ともに親交が
あるのではないでしょうか。
既にライフワークとなっているミケーレが芸術監督を務める故郷ターラントの
大イベントで一昨年はゲスト出演していました。

■時代装束の作家役ミケーレ

マルトーネ監督が得意とする時代劇。
前作ではミケーレは赤シャツ隊の兵士役でしたので、
それほど麗しい姿はありませんでしたが、今回のアントニオ・ラニエリ役は
作家であり社交的で女性に人気・・・という役を今迄演じたことがあるでしょうか!
いえ、一度もないんです。ですので、そういった役柄を演じるミケーレを
期待と不安(笑)を同時に抱えつつ、このDVD・ブルーレイ発売を待っているのです。

映画の後半はナポリに舞台が移ります。
ナポリ出身のアントニオ・ラニエリに支えられながらナポリで晩年を過ごすレオパルディ。
そんなナポリの様子が切り取られたクリップが公開されています。


"L'invidia dei forestieri è pari soltanto all'imbecillità di chi ci governa" - il razzismo su Napoli da IL GIOVANE FAVOLOSO from Napoli nel Cinema on Vimeo.


LA GINESTRA di Leopardi - da IL GIOVANE FAVOLOSO di Martone from Napoli nel Cinema on Vimeo.


Maraviglioso Boccaccioフォトコール



またまたMaraviglioso Boccaccioのお話で恐縮ですが・・・
出演した映画Maraviglioso Boccaccioの公開が迫っているので、情報も様々に出て来ています。ミケーレも出演者の一人として
フォトコールやインタビューに少し答えています。
「ヤング・モンタルバーノ」シーズン2の撮影中なのでしょうね、
サルヴォのイメージが残ったままの20日のフォトコール。
最近、特にここ1-2年は更にいい表情しています。

短いですがインタビューに答えています。(3分45秒あたりから)

出演作Maraviglioso Boccaccioの公開

■Maraviglioso Boccaccio 公開日迫る

公開日迫る!といってもイタリアでの話・・・。
イタリアの実力・人気共に高い俳優達、キム・ロッシ・スチュアート、
リッカルド·スカマルチョ、ヴィットリアプッチーニ等が出演している映画が、
2月26日木曜日にいよいよMaraviglioso Boccaccioが公開されます。
タヴィアーニ兄弟 の新しい作品となるのですが、ジョヴァンニ・ボッカチオ作の
物語集「デカメロン」は1348年に大流行したペストを逃れ、郊外の邸宅に逃れた、
男性3人、女性7人の10人が退屈しのぎに10日間毎日10話ずつ話をする・・・
笑いあり、少し艶っぽいお話ありと言う物語のようです。
今回の映画では、その中の5話から脚色したとの事。
そして10人の語り手たちによって5つの物語が進行していくのでしょう。
「ボッカチオのデカメロンの新しい解釈、偉大な作家へのオマージュ」と、
タヴィアーニ兄弟監督は語っているようです。
原作となるボッカチオのデカメロンはまだ読んだことがないのですが、
この機会にイタリアの代表的な古典ともいえる作品を読んでみるのもいいですね。



2月20日の監督・出演者のフォトコールより。

ミケーレの役どころが未だに掴めず・・・恐らく恋をしてはいけない女性に
恋をしてしまうのではないかと。

ミケーレ出演シーンのクリップ

映画予告編

marPiccolo

■あらすじ

イタリアの南部の都市、ターラントに住む高校生のティツィアーノ。
家族は両親と幼い妹。父親はいるにはいるが不在がちで職業も不安定。
母親が働き、ティツィアーノも怪しげなアルバイトで少し稼いでいる。
頭はいいが、学校の勉強はつまらなく感じていて熱心に通ってはいない。
根っからの悪ではないが、誘惑の多い街、そして鼻っ柱の強いティツィアーノ、
いつしか街の裏社会のボスのトニオと知り合うようになる。
父親はそのボス、トニオに借金があり、その返済をめぐり父親はトニオから
痛い目にあう。そんな父親を情けなくも思いながら、トニオの鼻を明かしてやろうと
トニオの留守に家に忍び込み金庫からお金を盗み出す。
結局ティツィアーノはトニオに捕まり、人を殺し刑に服したら赦してやろうと言われ、
その通りに罪を重ね、少年院へ行くことになる。
出所後、実家へ戻るが家族や家の様子が以前と異なり小綺麗になっている。
ホームパーティーの最中、トニオがご機嫌でやっきてその理由を知ることになる。
逃れられない犯罪集団、ティツィアーノは全てを捨てる覚悟で恋人と共に
街を出て行く決心をする。

■ミケーレの故郷、ターラント

この映画の舞台はまさにミケーレの故郷プッリャ州の都市ターラント。
プッリャ州はオリーブオイルや農産物が豊富な州として有名ですが
ターラントは工業、重工業の街、そして公害の街としても有名。
イタリアの地域格差は有名ですが、ここターラントでも若者の犯罪、
失業問題、大気汚染による公害などが深刻のようです。
ミケーレの本Rubare la vita agli altriに記述されていますが、
直ぐそこに広がる犯罪、選択肢のない将来、工場から出る有害な煙・・・
そういったものからとにかく逃れたかった、脱出したかったと書いています。
ミケーレはティツィアーノと異なり、犯罪ではなく音楽と詩と本に青春を捧げて
いたようですが、逃場のない澱んでしまった空気が漂う街を脱出したかった、
と言う点は共通していたのかもしれません。
因みに住宅や団地などはミケーレの育ったパオロ6世地区で撮影したようで、
まさに地元、ミケーレの育った環境を知ることができます。
そして、2012年に出演するACCIAIOでは、ミケーレ自身の家族と周辺を写し
出すような映画に出演することになり、あれだけ嫌っていた故郷ターラントに
正面から向き合わざるを得なくなります。今では故郷ターラントの再生に
関わる様々なイベントや発言も積極的に行っています。
そして映画のタイトルのmarpiccoloとは、ターラントを囲むようにある
ターラント湾の事を指します。

■スキンヘッド

この映画の撮影はFORTAPASCのすぐ後に撮影されたのではないでしょうか。
メーキングの映像を見ると、リハーサル風景でのミケーレはFORTAPASCのリコ役の
そのままのモッシャモッシャの髪型に太い髭をつけています。
スキンヘッド風の短い刈込みスタイルに刺青を入れて(フェイクですが)、
街の裏社会の若いボス役に変身をとげています。
決して声を荒げず、マイルドな顔立ちに時折見せる笑顔、人懐っこい表情、
そのギャップと裏切られた感がとてもよく作用して、
どことなく正体不明で、執拗に絡みついてくるそんなボス役を演じています。

ミケーレが映画等で演じる“悪役・ワル”、意外にと言うか妙にはまっていて、
何だかこういう悪い人いるかもね~、なんて思って今うほど悪い奴が似合います(笑)

marpiccolo
制作年:2009年
時間:93分
監督:Alessandro Di Robilant
出演:Giulio Beranek、Anna Ferruzzi 、ミケーレ・リオンディーノ他
    ※日本語で検索が出来ない方のお名前はイタリア語表記のままです。

拡がる青空
荒涼とした土地
人よりワンちゃん・・・
どことなく不気味な若いボス
メイキングより、リラックスし過ぎ
撮影待機中、地元ならではの表情?




FORTAPÀSC


■あらすじ

海辺の岸壁に一人の男性が海へ飛び込もうかどうしようか迷っているところから
この映画は始まる。既に飛び込んでいた親友と恋人は、早く飛び込むように
促して遂に決心しやっとの思いで崖から美しい海へ飛び込み3人は美しい海へ。

1985年、26歳の新聞記者ジャンカルロ・シアーニ。
決して熱血漢タイプの記者ではないけれど、真実を知りたい、書きたいという
思いから同僚で親友のリコと共にナポリに蔓延る社会の不正や腐敗を追っていく。
そうするうちに悪名高きナポリの犯罪集団カモッラと、政財界の癒着に切り込む
ようになっていく。次第に彼の名前も知られるようになり、
ジャンカルロを利用しようとするもの、邪魔に思ってくるものなどが現れ、
彼自身の環境も少しずつ変化していく。
地道に重ねた取材のおかげでナポリの大きな新聞社へと転身を遂げるが、
そこから徐々に不穏な空気が流れ始める。
順風満帆に思えた記者人生が、彼の真実を暴こうとする姿勢を快く思わない
犯罪集団カモッラによって暗殺されてしまう。26歳の若さだった。

■混沌としたナポリの80年代

この映画は実際に起こったジャンカルロ・シアーニさんの暗殺事件がベースです。
80年代のナポリの混沌とした社会、すぐそこにある犯罪や事件と
知らず知らずのうちに巻き込まれてしまう事件で簡単に命を落とす街の若者達。
そういった負のスパイラルの元凶となっているマフィアや犯罪集団カモッラと
政界の不正、汚職。
私はよく知りませんでしたが、この犯罪集団カモッラはマフィアと似た組織で、
ナポリを中心に誕生し、組織化されていった犯罪集団との事。
2008年の映画「ゴモラ(Gomorra)」でこの組織の様子を詳細に描いているようです。
2008年のカンヌ映画祭のグランプリを獲得した作品です。
真実を知ろうとした新聞記者であるジャンカルロ・シアーニさんが、
無残にも殺害されてしまう社会、なんともやり切れないです。

■ファッションは80年代

80年代半ばが舞台なので、パソコンの普及もやっと。記者達はタイプライター。
レコーダーではなくメモ書き。携帯電話はショルダーフォン?
そしてファッション・・・なんとなく70年代を引きづっているのでしょうか、
男性達は大きな口ひげ、大きく開いたシャツの胸元・・・
どこか昭和の香りがするナポリの街。
当然ミケーレも80年代ファッションで登場。モッシャモッシャのヘアースタイル、
大きくはっきりした口ひげ(フランク・ザッパを参考にした?)、ド派手なシャツなど
ラテンな雰囲気を醸し出しています。

■ミケーレはというと・・・
ミケーレは同僚で親友のリコ役。
麻薬常習者で、取材中に関わらずお手洗いでヤクを打ち、
ふら付きながら取材をしたり、遂にオーバードース寸前で街中で倒れてしまい、
ジャンカルロに助けられますが、友情を断ち切られてしまいます。
結局、記者を辞めて更生を誓い法律の勉強をするために
大学院へ戻る決心をするのですが、それを伝える晴れ晴れとしたリコの表情と、
リコの決意を喜ぶジャンカルロの表情が、結末が分かっているだけに辛いシーン
となってしまいました。

FORTAPÀSC
2009年制作
時間:108分
監督:マルコ・リージ
出演:リベロ・デ・リエンツォ、ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ、ミケーレ・リオンディーノ
    
リベロ・デ・リエンツォさんも素敵な俳優
取材はいつも一緒
真実を追求して行こうとするけれど・・・
取材中であっても麻薬が離せない
右腕に着用のはミサンガだと思ったら・・・図上

DIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)のキャスティング


■シルベストロ役にミケーレは相応しいの?

2009年のDIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)で監督のヴァレリオ・ミエーリは、
この映画が長編デビュー作でした。
ロシアとの合作、脚本も手掛けている監督としては大きなプロジェクトだったでしょう。
主役の2人にはそれぞれ思い描くイメージもあったようです。
カミッラ役のイザッベラ・ラゴネーゼは割と早くに決定し、監督もイメージ通りだったとか。
そしてその相手役のシルベストロ、このキャスティングには少々不安があったそうです。
シルベストロは人懐っこい反面、好きな女性にはなかなか本心を明かせない
純粋、純朴でいつまでも少年のような雰囲気を持っている青年。

ところが実際にキャスティングされてきた俳優がミケーレ・リオンディーノ?
監督にしてみると、ミケーレの雰囲気とシルベストロがあまりにかけ離れているので、
ちゃんと演じてくれるのかかなり不安で心配だったみたいです。

そんなに監督を心配させたミケーレの当時のイメージとは?
この映画が製作された2008-9年辺りのミケーレの出演作をざっと見てみると・・・
Il passato è una terra stranieraでのとんでもないジャンキーで賭博師、
Fortapascでもジャンキーな報道写真家、Principessaでは女性に不実な遊び人・・・
まぁ、不安材料はしっかり揃っていますね。
実際にミケーレもシルベストロの様な普通の青年の役、少しコミカルな役は
演じたことがなかったので上手く演じられるか不安だった、とインタビューでも答えています。
でも、悪役というか、どうしようもない役が案外いいんですよ、ほんとに(笑)

■はまり役?

不安を抱えた監督、いよいよミケーレとのご対面。
どんな恐ろしい青年がやって来るのかと思いきや・・・
出演作からイメージしていた悪人風の俳優とは全くことなり、
シルベストロのイメージにとても近いミケーレがいたそうです。
ミケーレはインタビューでシルベストロとは全く異なる性格なので~と、
答えていますが、結構はまり役と言いますか実際もこういう人なんじゃない?
と勝手に思いますが、ご本人がそう言っているのでそうなんでしょうね(笑)
しかし、自叙伝を見る限り、そう言われれば違うかもしれない、ん、そうですね。

2009年の東京国際映画祭に監督とミケーレは来日しています。
来日記者会見の様子、東京国際映画祭ではインタビューが掲載されています。
それから上映後のミケーレも参加したティーチインも開催されたとか。
(今更言っても仕方のないことですが、残念でならない・・・)
その動画を以前見たのですが、今は無いみたいです。

こんな危ない賭博師や
オーバードース寸前で街中で倒れる報道写真家役などキケン人物役が多かった
監督とは1歳違いで同世代
イザッベラ・ラゴネーゼとも1歳違いの年上だけど弟感醸し出す
DIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)予告編

PUGNALI DI CARTA - IN LOOP


■短編映画PUGNALI DI CARTA - IN LOOP

主人公の男性が見た夢の話を友人(?)にしています。
家族の集い、食卓・・・お食事の入っていない空っぽのお皿。
写真のフレームやビデオテープを食べそうになる、
そのような内容から夢の分析を始めるのです。
そこへ三人目(ミケーレ)の男性が登場。
三人目の男性もよく夢を見る、映画のようにはっきりと覚えている、
と言いい見た悪夢の話始める・・・

■シュールな作品

2008年の短編映画PUGNALI DI CARTA - IN LOOP
約14分ほどの映像作品ですが、シュールな作品でなかなか難解。
ミケーレは冒頭から出てきますが、最初は台詞なし。
そして中盤いよいよ登場となるのですが、
彼自身が見た悪夢の話を捲し立てます。
冒頭のシーンからして、ストーリーは主人公の夢の中?
一旦目覚めてキッチンへ行くけれど、そこからまた夢?
そもそもこの三人の関係も不明。友人?兄弟?いやただの夢の中?
In loop通りまさにぐるぐるとめぐるお話です。
イタリア語のタイトルは紙の短剣となるのでしょうか・・・。
それにしても、ミケーレが若くて可愛らしい(笑)
2008年ですから、映画や舞台、ドラマの出演作も増えている頃。


■監督
監督と脚本はMarco Giallonardi、1978年イタリア生まれ。
5年の間にこの短編映画を含め3本撮っているようです。
フィクションストーリーや短編映画制作、ビデオ制作と編集、
映画祭のコンサルタント等をしているようです。
2009年からイスラエルに在住。

時間:14分36秒
制作年:2008年
出演:Alessandro Rugnone, Michele Riondino, Sergio Brenna


短編映画PUGNALI DI CARTA - IN LOOP

MARAVIGLIOSO BOCCACCIO

■MARAVIGLIOSO BOCCACCIO


14世紀のフィレンツェ、当時大流行していたペストから逃れるために
田舎に避難した様々なグループの男性3人、女性7人の若者10人。
やがてコミュニティーと化し、いつ終息するかしれない疫病のペストの不安を
掻き消すように、それぞれが物語を語り合う事にする。

■ジョヴァンニ・ボッカッチョ(ボッカチオ)とは

中世イタリア、フィレンツェの詩人、散文作家ジョヴァンニ・ボッカッチョ(ボッカチオ)は
もしかしたら一度はその名前を聞いたことのある方も多いかもしれません。
1313年にフィレンツェで、フィレンツェ出身の父親とフランス人の母親との間に
私生児として生まれ、あのダンテにかなりの影響を受けるも、
一旦は商業見習いとしてナポリへ赴きますが、
見習いとして勤めていた商社が倒産したのをきっかけに故郷へ帰り、
かねてより強く興味のあった文学の路へ進むことになります。
そして次々と作品を著作し、最高傑作と言われる「デカメロン」を世に出しました。

そして今回の映画Maravigliso Boccaccioはどうやらデカメロンを題材にしているようです。
デカメロンは「10日物語」言われ、ペストから逃れて郊外にやってきた若者10人が
1日1話を10日間にわたり順番にかたり100話を収める内容です。
そして映画ではこのデカメロンに触発されたタヴィアーニ兄弟監督が
その中から選んだ5つの物語を描いたようです。


■タヴィアーニ兄弟監督

Maraviglioso Boccaccioの監督はタヴィアーニ兄弟監督。
お恥ずかしい事に、監督達の作品を見たことがないのでどのような作風を
創り出すのかが残念ながら分からないのですが、1950年代から現在に至るまで
かなり精力的に映画を撮ってきているようですね。
カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画などでの受賞も多く、
まさに巨匠と言われるお二人です。

■ミケーレは・・・

そして、ミケーレの役どころですが、恐らく若者10人が語る物語に登場する人物では、
と思われます。予告編にミケーレの登場シーンもあるのですが、
裏切り?背信?不貞や復讐?報復の文字の後に彼が映し出されますので、
許されぬ恋愛に走る男女のお話なのでしょうか。
リッカルド・スカマルチョ、ヴィットリア・プッチーニ等々
とにかくイタリアのスターが沢山出ていますので、それだけでも楽しめそうです。
イタリアでの公開は2月26日。

予告編 

ミケーレは47秒から登場します(笑)



Filmtv.itより
映画のタイトルとミケーレで検索すると上記のこの画像ばかりが…