ラベル DIECI INVERNI、テン・ウィンターズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル DIECI INVERNI、テン・ウィンターズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

DIECI INVERNI インタビュー

「テン・ウィンターズ」DIECI INVERNIの公開に際しての単独インタビュー。
この「テン・ウィンターズ」はロシアとの合作映画、東京国際映画祭の為日本に初来日、
シューティングスター賞受賞等節目となる作品だったと思います。
この頃のミケーレは映画界では「新しい顔」として注目を浴び始め、
この作品以降、映画・ドラマへの出演が増えていきました。
この「テン・ウィンターズ」で今迄のイメージを壊し、役の幅が拡がったことは
間違いがないでしょうね。
このインタビューでは、劇中で演じたシルベストロと似ているところはある?
等の質問に答えています。(全く違うキャラクターだ、と答えているのは判明しました(笑)

個人的にミケーレが出演した作品のなかでは好きな方です。
不器用で素直になれない普通の青年を演じていますし、
冬のヴェネツィアが舞台ですが観光地ではない人々の暮らしが垣間見える街並みや
風景などが登場人物達の心情と重なり合い不思議な落ち着きをもたらします。

インタビュー

 Vinicio Caposselaさんによるプロモーションビデオ

DIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)のキャスティング


■シルベストロ役にミケーレは相応しいの?

2009年のDIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)で監督のヴァレリオ・ミエーリは、
この映画が長編デビュー作でした。
ロシアとの合作、脚本も手掛けている監督としては大きなプロジェクトだったでしょう。
主役の2人にはそれぞれ思い描くイメージもあったようです。
カミッラ役のイザッベラ・ラゴネーゼは割と早くに決定し、監督もイメージ通りだったとか。
そしてその相手役のシルベストロ、このキャスティングには少々不安があったそうです。
シルベストロは人懐っこい反面、好きな女性にはなかなか本心を明かせない
純粋、純朴でいつまでも少年のような雰囲気を持っている青年。

ところが実際にキャスティングされてきた俳優がミケーレ・リオンディーノ?
監督にしてみると、ミケーレの雰囲気とシルベストロがあまりにかけ離れているので、
ちゃんと演じてくれるのかかなり不安で心配だったみたいです。

そんなに監督を心配させたミケーレの当時のイメージとは?
この映画が製作された2008-9年辺りのミケーレの出演作をざっと見てみると・・・
Il passato è una terra stranieraでのとんでもないジャンキーで賭博師、
Fortapascでもジャンキーな報道写真家、Principessaでは女性に不実な遊び人・・・
まぁ、不安材料はしっかり揃っていますね。
実際にミケーレもシルベストロの様な普通の青年の役、少しコミカルな役は
演じたことがなかったので上手く演じられるか不安だった、とインタビューでも答えています。
でも、悪役というか、どうしようもない役が案外いいんですよ、ほんとに(笑)

■はまり役?

不安を抱えた監督、いよいよミケーレとのご対面。
どんな恐ろしい青年がやって来るのかと思いきや・・・
出演作からイメージしていた悪人風の俳優とは全くことなり、
シルベストロのイメージにとても近いミケーレがいたそうです。
ミケーレはインタビューでシルベストロとは全く異なる性格なので~と、
答えていますが、結構はまり役と言いますか実際もこういう人なんじゃない?
と勝手に思いますが、ご本人がそう言っているのでそうなんでしょうね(笑)
しかし、自叙伝を見る限り、そう言われれば違うかもしれない、ん、そうですね。

2009年の東京国際映画祭に監督とミケーレは来日しています。
来日記者会見の様子東京国際映画祭ではインタビューが掲載されています。
それから上映後のミケーレも参加したティーチインも開催されたとか。
(今更言っても仕方のないことですが、残念でならない・・・)
その動画を以前見たのですが、今は無いみたいです。

こんな危ない賭博師や
オーバードース寸前で街中で倒れる報道写真家役などキケン人物役が多かった
監督とは1歳違いで同世代
イザッベラ・ラゴネーゼとも1歳違いの年上だけど弟感醸し出す
DIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)予告編

DIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)

DIECI INVERNI(テン・ウィンターズ)2009年、ヴァレリオ・ミエーリという若手の監督。
この作品が長編作品のデビュー作だったらしいです。
2009年の東京国際映画祭で上映され、なんと!監督とミケーレも初の来日を果たし、
会見や観客とのティーチインに参加していたとは・・・。
この頃はまだ存在を知らなかったとはいえ、知ってしまうと何とも残念な限りです。

冬のヴェネツィアが舞台。大学入学の為にヴェネツィアにやってきたカミッラ、
同じくヴェネツィアにやってきたシルヴェストロが
水上バスで出会ったところから物語は始まります。
人懐っこいシルヴェストロと真面目なカミッラは、
いつしか何でも話し合える「親友」になっていくのですが、
シルヴェストロは実はカミッラに恋心を抱きつつも、
それを言い出せずいい友人でいようとします。
かやたカミッラは自身の文学の研究の為に、
ロシア留学をしそこで知り合った教授と同棲をはじめます。
そこへ遠路遥々カミッラに逢いに行ったシルヴェストロは彼女の変貌ぶりに戸惑い、
失望しケンカ別れしてしまい、暫く二人は疎遠に。カミッラはロシアでの生活を終え、
ヴェネツィアに戻ってきますが、ある出来事をキッカケに
また二人はケンカ別れをして再び疎遠に。
そこでも、お互いに自分達の気持ちをはっきりと伝えられないまま(特にシルヴェストロ)
そして、カミッラが二人の共通の友人の一人と結婚する、
と本人から告げられたシルヴェストロはついに自身の思いをカミッラに告げるのですが、
時既に遅し。
カミッラは結婚し子どもにも恵まれ幸せに暮らしているものと思っていたシルヴェストロは、
彼女が故郷に帰ってしまった事を、カミッラの夫から聞き彼女の故郷へ向かうのですが・・・。

出会ってから10年、それぞれが気持ちを隠したまま(特にシルヴェストロ)すれ違いや、
それぞれの人生の経験(主にカミッラ) を積み、大人になってやっと向きあえた2人。
その10年をヴェネツィアの冬の風景と共に綴っています。

冬のヴェネツィア・・・寒そうです。なんとなく温暖なイメージがありますが、
ひんやりとした空気が伝わってきます。そして作品の中盤で登場するモスクワ、
ここは言うまでもなく本当に極寒の地。
シルヴェストロが味わう孤独感が一層寒さを感じさせました。
ミケーレのインタビューでは、モスクワよりヴェネツィアの方が寒くてどうにかなりそうだった、
と言っていますが、南の出身のミケーレにとってはどちらも耐えがたい寒さだったようです。